
Yo Kitamura
北村陽 Cellist
News

2025/3/25
第34回 出光音楽賞受賞
北村陽は、第34回出光音楽賞を受賞した。
この賞は、出光興産株式会社により1990年に創設され、わが国の音楽文化向上の一助として将来有望な若手かつ、新進気鋭の音楽家を支援するものである。

2025/3/5
第23回 齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞
北村陽は、第23回齋藤秀雄メモリアル基金賞(チェロ部門)を受賞した。指揮部門では太田弦氏が受賞し、共に最年少受賞となった。
同賞は、公益財団法人ソニー音楽財団が2002年にチェリスト・指揮者・教育者として高名な故・齋藤秀雄氏にちなみ創設した。音楽芸術文化の発展に貢献し、将来一層の活躍が期待される、若手チェリスト、指揮者に与えられる賞である。

2025/2/7
The Strad にジョルジュ・エネスク国際コンクールの記事が掲載
2025/1/31
第26回ホテルオークラ音楽賞受賞
北村陽は、第26回ホテルオークラ音楽賞を受賞した。同賞は1996年の創業35周年を機に、近年めざましい活躍を遂げ、さらに将来が嘱望される音楽家を支援・育成のための奨励制度として創設された。2025年3月26日に授賞式と併せ、記念演奏会が実施される。
2025/1/18
音楽の友「期待の新人2024」第1位に選出
北村陽が「音楽の友」2025年2月号の音楽評論家・記者が選ぶ「コンサート・ベストテン&ベスト・アーティスト2024」の「期待の新人2024」の第1位に選出されました。
2025/1/10
坂井時忠音楽賞受賞
北村陽は、兵庫県芸術文化協会より、県域において優れた音楽活動を行い、将来の活躍が期待される新進気鋭の音楽家をたたえる「坂井時忠音楽賞」に選ばれた。
2024/11/16
パブロ・カザルス国際賞 第1位
若手チェロ奏者のための最も権威ある国際コンクール、パブロ・カザルス国際賞で、北村陽が第1位を獲得した。
巨匠カザルスの名を冠したこの国際コンクールは、カザルス財団主催によって、生まれ故郷であるスペイン・カタルーニャ地方のアル・バンドレイで2年に一度開催されている。2024年11月16日、最終審査が行われた。
北村陽は2023年ヨハネス・ブラームス国際コンクール、第92回日本音楽コンクールで優勝。2024年9月には、最も重要な国際コンクールのひとつジョルジュ・エネスク国際コンクールで日本人初優勝の快挙を果たし、国際的に注目を集めている。
2024/9/10
エネスク国際コンクール2024 チェロ部門 日本人初優勝
ルーマニアで最も権威のあるジョルジュ・エネスク国際コンクールチェロ部門で、北村陽が日本人として初優勝し、快挙を成し遂げた。首都ブカレストで開催された同部門(審査委員長:アルト・ノラス)には15歳から31歳までの213人が応募し、2024年9月10日のファイナルに3名が進出。ジョナサン・ブロクシャム指揮ルーマニア国立放送管弦楽団とともに、ドヴォルザークのチェロ協奏曲ロ短調を演奏した。
Biography
2004年生まれ。西宮市出身。
2024年9月、権威ある国際コンクールのひとつとされるルーマニア政府主催のジョルジュ・エネスク国際コンクールチェロ部門で、日本人初優勝の快挙を成し遂げた。このコンクールの様子は、歴史あるイギリスの弦楽器専門誌『The Strad』において「北村は紛れもない音楽的才能の持ち主である」と評され、世界的な注目を集めている。
同年11月、カザルスの生まれ故郷であるスペイン・カタルーニャ地方のアル・バンドレイで開催されたパブロ・カザルス国際賞においても第1位を獲得。
2023年には、ヨハネス・ブラームス国際コンクール(オーストリア)、第92回日本音楽コンクールで優勝。全部門を通じて最も印象的な奏者に贈られる増沢賞をはじめ、岩谷賞(聴衆賞)、黒柳賞、徳永賞、INPEX賞も併せて受賞。
2022年、第18回ハチャトゥリャン国際コンクール第2位。2017年、第10回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールにおいて13歳で満場一致の優勝を果たす。
現在、ベルリン芸術大学にてイェンス=ペーター・マインツ、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースにて特待生として堤剛各氏に師事。これまでに山崎伸子、太田真実、ギア=ケオシヴィリ、室内楽を磯村和英各氏に師事。
マスタークラスにおいては、クロンベルク・アカデミーにて奨学金を得て受講し、チェロ・アカデミー・ルーテスハイム、ブラックモア国際音楽アカデミーなど受講。その他にヴォルフガング・ベッチャー、ダヴィド・ゲリンガス、スティーヴン・イッサーリス、フィリップ・ミュレール、ミッシャ・マイスキー、マリオ・ブルネロ、イ・カンホ、クラウディオ・ボルケス各氏を受講した。
9歳でオーケストラと初共演し、10歳で初リサイタルを行う。
ソリストとして、これまでに読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、山形交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、横浜シンフォニエッタ、北チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ルーマニア国立放送管弦楽団、チェコ室内管弦楽団パルドビツェ、ユーラシア交響楽団と、小林研一郎、井上道義、高関健、大友直人、現田茂夫、藤岡幸夫、阪哲朗、小林資典、海老原光、岩村力、角田鋼亮、田中祐子、粟辻聡、坂入健司郎、アンドレイ・フェーヘル、アルフレッド・ソリケッティ、ユーリー・トカチェンコ、ミハイル・ゴリコフ、ジョナサン・ブロックシャム、ピョートル・ヤヴォルスキ各氏の指揮により共演。
2020年、ユリアン・シュテッケルの代役として井上道義指揮、読売日本交響楽団と共演し好評を博す。
テレビ朝日「題名のない音楽会」、BSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」、BS朝日「はじめてのクラシック2019 チャイコフスキーの魅力」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」「ブラボー!オーケストラ」、Tokyo FM「Blue Ocean」、ABCラジオ「ザ・シンフォニーホール・アワー」などに出演。
出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、ホテルオークラ音楽賞、坂井時忠音楽賞受賞、アリオン音楽賞、霧島国際音楽祭賞受賞。
遠山基金、宗次エンジェル基金/日本演奏連盟、ヤマハ音楽振興会、ジェスク音楽振興会、江崎スカラシップより奨学金を授与され、第52回江副記念リクルート財団奨学生、2023、24年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生。
使用楽器は上野製薬株式会社より貸与された1668年製カッシーニ。

Media
北村は紛れもない音楽的才能の持ち主であり、その演奏には謙虚さが感じられたものの、内に秘めた純粋で抑えきれない喜びが、最後には圧巻のフィナーレとなって解き放たれ、観客から熱烈な拍手が送られた。
The Strad
テクニック、音楽性、音色などすべてにわたって傑出
週刊エコノミスト
みずみずしく豊かにうたう弦の響きが親密なホールに響き渡り、フィナーレま で一瞬たりとも耳の離せない時間を過ごすことができた。
聴き続けたいと思わせるチェリストの出現だ。